新年最初のお出かけは、瀬波温泉!ではなく、瀬波の温泉街(?)にある「瀬波南国フルーツ園」。
以前行ったことのある旦那が提案してくれ、寒風吹きすさぶ中(笑)で急なお出かけをすることに!

これはうちの旦那が趣味(?)で作っているパッションフルーツの花
瀬波南国フルーツ園へGO!
そもそも瀬波ってどこ?
瀬波は新潟でも上のほう、山形寄りに位置します。新潟からは高速を使って1時間くらいかな?
高速道路は荒川胎内-朝日まほろばIC間がいまのところ無料区間なので、上手に利用すれば時短&交通費の節約ができます^^
海沿いを走っていくので、晴れた日はとっても素敵な景色が観られますよー!
新潟でも有名な温泉地 瀬波は、開湯100年を超える歴史ある温泉地。
大観荘や汐美壮など、新潟で知らない人はいないんじゃないかってくらい有名な旅館がありますが、残念ながらわたしはまだ瀬波の温泉に浸かったことはありません^^;
瀬波温泉は、豊富な湯量と温度(95℃前後)の熱さが自慢です。
【温泉の泉質と効能】
◎泉質:ナトリウム-塩化物泉
◎効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、肩こり、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮膚病、痔疾、慢性婦人病など
◎源泉数:7
◎泉温:95℃
◎湯量:1800リットル/分
出典:新潟・村上 湯の街 瀬波温泉-温泉の紹介
大観荘や汐美壮の周辺に足湯もあるらしかったのですが、急なお出かけだったことや次の予定のこともあってこの日は入らずじまい。
次に行くことがあったらせめて足湯くらいは浸かってみたいなあ~。
また、「みだれ髪」などで有名な歌人 与謝野晶子が、瀬波での2日間の滞在の間に45首もの歌を詠んだことから歌碑めぐりマップなるものも作成されているようです。
文学好きの方は、じっくり滞在してゆかりの地をまわってみるのもいいかもですね。
瀬波南国フルーツ園とは
大観荘も汐美壮も通り過ぎ、美しい日本海の海岸線沿いに立ち並ぶ旅館群のはずれにあるのが瀬波南国フルーツ園。
入口に大きな看板が立っているので、すぐに見つけることができます。
この瀬波南国フルーツ園では、パッションフルーツやライチなど、寒い寒い新潟には似つかわしくない南国のフルーツたちが温室栽培されています。
ここで作られたパッションフルーツは、なんと高級果物店として名高い銀座千疋屋なんかに卸されているほか、併設のジェラート店でジェラートやドリンクとして味わうことができるのです(*’ω’*)
駐車場も無料で結構広いし、夏なんかは賑わうんだろうなー。
ツーリングの際のバイカーズカフェ的な役割も果たしているらしく、サイトには「駐車場は砂利敷きなので、バイクの方は道路を挟んだ向かい側のコンクリート舗装エリアに駐車してくださいね」的な添え書きがありました。
バイクに乗ったことはないけれど、この景色をみたらツーリングしたくなる気持ちもちょっとわかりました。
瀬波南国フルーツ園にて、パッションフルーツスイーツを食す!
瀬波南国フルーツ園で採れたパッションフルーツをドリンクやスムージー、ジェラートなどに加工して提供しているのが温室の横にあるジェラート店(直売所とも言う…)。
ジェラートはパッションフルーツだけでなく、笹川流れの塩や村上茶を使ったもの、時期によってはライチやランブータン、クランベリーなどを使ったものなどがお店に並ぶみたい。
他にもノンカフェインのハーブコーヒーなんかも提供していて、お土産もの的なかんじでパッションフルーツのジャムやサイダーなどが販売されていました。
旦那はパッションフルーツジェラート、わたしは冬季限定のパッションアフォガートなるものを注文。待つことしばし…。
こちらは旦那が注文したパッションフルーツジェラート。
パッションフルーツを種ごとたっぷり使って作られたひとしなです。
ジェラートっていうよりは、柔らかめのシャーベットってかんじかな?
甘みはあるけどパッションフルーツの爽やかさが前面に押し出されていて美味!
パッションフルーツの種もそのまま入っているので、種はバリバリと食べます。
(種はそのまま飲み込んでもかみ砕いても問題はないみたい)
こちらはわたしが注文したパッションアフォガート。
バニラジェラートに温めたパッションフルーツソースをたっぷりとかけていただくというもの。
確かにソースの器はあたたか。あったかスイーツというか、ひやあつスイーツです。
これにはシナモンパウダーがついてきました。お好みでふりかけろということみたい。
とぽとぽとソースをかけると、バニラジェラートがとろりと溶けてきます。
それをソースと一緒にいただく!
うん、ソース、ジェラートで冷やされてもう冷たい!全然あったかくない!(笑)
でもお味は美味しかったです。
濃厚なバニラジェラートにあっさりしたパッションフルーツのソースがかかっているので、バランスがちょうどよい。
シナモンパウダーはあってもなくてもいいかなあ…。
こちらもこれでもかというほど種が入っているのでバリンボリンとかみ砕いていただきます。
顎疲れたー(+o+)
パッションフルーツの種には味は特になく、イメージ的にはチアシードが大きくなったってかんじでしょうか。
種の周りにチアシードみたいなぷるぷるがついています。
冬季限定メニューでリリコイパンケーキなるものも発見。
リリコイっていうのはパッションフルーツのハワイでの呼び名なんだとか。
厚焼きパンケーキにパッションフルーツジェラート、パッションフルーツソース、ホイップクリームが添えられている模様。
なかなか魅力的だけど、そこまでおなかは空いてなかったので断念^^;
3/31まで提供予定だそうなので、興味を持った方はお早めに!
パッションフルーツはブラジル原産でベータカロテンにビタミンB6、C、葉酸などが豊富な果物。
ドリンクなどのフレーバーではお馴染みですが、スーパーなどで一般的に手に入れられる果物…というわけではないのでこういった機会に食べられるのはいいことですね^^
瀬波南国フルーツ園…めっちゃエコじゃん!素敵じゃん!
パッションフルーツやライチ、スターフルーツなんかが栽培されている温室にも無料で入ることができるみたいなんだけど、ちょうど3月下旬くらいまでは冬季閉鎖中。今年だけなのか、毎年なのかは不明だけれども…。
パッションフルーツの原産国 ブラジルとは全く気候が違う新潟。もちろんそのままでは全然育たないから、冬場は特に温室内の気温を上げてあげないとだめ。
その加温を、瀬波温泉の熱を使ってやっている…って思っていて「温泉パッションだあー」と思っていたんだけど実はそれだけではないらしく。
温泉旅館やスーパーなどで発生する食べ残しを活用してバイオガスを作って、その熱で温室を温めているのですって!灯油とかを使ってないからCO2の排出量も削減されてるし、食べ残しからは肥料なんかも生成されているらしく「えーなんかすごくエコ!」と思ってちょっと感動した次第です。
こういうのを「循環型農業」というのですってー。
地域から出たごみをごみのまま処分してしまわないでアップサイクルする、エネルギーコストの削減もして地域の観光資源にもするってすごいなあと思いました。もう農業に留まってないもんね。
この瀬波南国フルーツ園で作られた果実などは地元市場に優先して出荷されているそうで、地域の新たな特産物にもなっているんだとか。
こんなのがもっともっと増えたら素敵だなあー。
企業、教育機関、行政機関などに対しては事前に申し込みをすれば視察や見学会も受け入れてくれるみたい。
この記事をもし対象機関の方が見てくれていたら、ぜひ!(笑)
おまけ:瀬波温泉で温泉卵が作れる!噴湯公園で温泉卵&幸福を呼ぶ鐘、足湯を堪能すべし!
瀬波南国フルーツ園からの帰り道、ある立て看板を発見!
「温泉たまごゆで処」…だと…!?細かい字は書いてあるけれど、車から確認できるのはこの温泉たまごゆで処の部分だけ。
もうね、すぐにね、意見が一致しました。「とりあえず行ってみよう!」
看板が出ている細い道を車で登っていくと…噴き出してる!蒸気、噴き出してる!
この記事の最初の方でも紹介したように、瀬波温泉はものすごく熱いのが特徴。だから温泉卵とかもすぐ作れちゃうんでしょうかねー。
このもっくもっくと蒸気が立ち上るところは源泉やぐらというところ(だということを後で知りました)。
人がいる方へざくざく歩いて行ってみると、どうやらここで温泉卵が作れるらしい。
でも「温泉たまご」の文字の下に「生卵は下の観光センターで買えます」の文字。
やっぱりね…。
そして降りてみても観光センターがどこにあるのかわからない…。(さっきの看板の写真はこのとき撮ったもの)
というわけで、断腸の思いで温泉卵は諦めることに。観光センターがどこにあるのか地図をつけておいてほしい。そしてたぶん「観光センター」は正式名称ではないのでナビやアプリでは出てこない…。
あとで知ったのですが、ここは噴湯公園という場所で、源泉やぐらを中心に歴史ある伊夜日子神社や与謝野晶子の歌碑などがあり、伊夜日子神社の奥の院には幸福を呼ぶ鐘と呼ばれる「龍神の鐘」があるそうな。
(確かに与謝野晶子の歌碑は温泉たまごゆで処のすぐ近くにあった)
さらに、さきほどの「温泉たまごゆで処」の看板まで戻って右手に少し歩くと「瀬波温泉ポケットパーク」なる足湯があったらしいではないですか!(もちろん無料開放、営業時間などの決まりもなし)
知らんかった…( ;∀;)
温泉たまごゆで処では15分で半熟、20分で温泉卵、30分で完熟のゆで卵が作れるらしい。(温泉卵と半熟卵、時間逆じゃないのかな…?)
しかも卵を入れたら放っておいても大丈夫みたいなので、好みに合わせて周辺を散策して戻ればあら不思議、美味しい温泉卵(もしくはゆで卵)の出来上がりー!
っていう寸法ですな。
看板のところまで戻ってくるとたこ焼き屋さんもあったので、たこ焼き食べながら待ってもよいですな。
いやあ…知っていれば…いや、後の予定がなければ…。
どうかこの記事を瀬波へ行く前の人が読んでくれますように(´・ω・`)
まとめ
瀬波、よくない?
瀬波南国フルーツ園(温室見学→ジェラート)
↓
温泉たまごゆで処で卵を浸す
↓
神社参拝&幸福を呼ぶ鐘見学
↓
足湯でまったり
↓
卵回収
全然お金のかからない「ちょこっと観光ルート」ができちゃうんですけど。
ジェラート代と卵代と交通費くらいしかかからないんですけど。
いまならまだ荒川胎内-朝日まほろばIC間は高速代もかからないんですけど。
いや、また行こう。瀬波。
今回は弾丸だったけど、次回は完璧だ!
open・close:時期によって営業時間、定休日が変更になるのでサイトでチェックしてから行くのがおすすめ
駐車場:無料、15台くらいは停められそう
そのほかの瀬波温泉観光情報はこちらから
コメント