お金のことをちゃんと把握しなきゃ!ということでいろいろ整理中のわたしです、こんにちは。
わたしは日本奨学生支援機構で奨学金を借りて大学に通っていたんですが、結構大きな額を借りていたのでまだまだ返済額が残っています。
でも、車のローンしかり奨学金しかり、まとまったお金が貯まったら繰り上げ返済したいじゃないですか。利子がついてるやつなんて特に。(貯められるかは別問題として)早く奨学金地獄から脱出したい!!
繰り上げ返済のためには、自分の返済額があとどのくらい残っているかの把握が必須!ということで、どうやったら手軽に返済残高の把握ができるかというのを考えてみました。
繰り上げ返済が難しくても、残額があとどれくらいかを把握することで自分の励みなったり、ライフプラン、家計管理の役には立つと思うんです。
(※記載の情報は2020年5月現在のものです。)
日本奨学生支援機構の奨学金の返還残金ってどうやって把握するの?
毎年届くはがきで確認する
毎年4月ごろに届く、「奨学金返還の振替案内(残額のお知らせ)」というはがき(圧着式なので、開かないとタイトルは読めませんが)に返還残金が記載されて送られてきます。
年1回の発行だから現在時点での残高の把握はできないし、はがきなのでしまったら最後、ひっぱりだしてこないと確認しないんですけどね。でもこれが一番確実で簡単。年1の確認でいーよっていう方はこちらで十分。
スカラネット・パーソナルに登録する
調べてみたら、日本奨学生支援機構にはスカラネット・パーソナルというシステムがあって、ユーザー登録をすれば24時間いつでも自分の返済状況が確認できます。複数件の申し込みをしていた場合も1つのアカウントですべての案件の状況確認が可能でした。
繰り上げ返済の申し込みなどもここからできるので、登録しておいて損はないシステムです。
ちなみに登録は無料。
用意するもの
- 奨学金の返済口座情報
- 自分の奨学生番号(毎年1回送られてくる残高通知はがきに記載してあります)
この2つが必要になるので、事前に確認して手元に用意しておきましょう。
注意点
有利子の奨学金(第2種奨学金)の借り入れをしていた場合は注意が必要。
返済残高は元金分の金額しか表示されない(利子分が合計されていない)ので、自分が実際に返済する金額が表示されているわけではありません。利息分も含めた実際の返済残高は、自分で計算するなどして把握する必要があります。
第2種奨学金を借りていた方がスカラネット・パーソナルを使って確認する場合は、項目名を確認しながら↓の考え方で計算してみるといいと思います。
(月賦返還残回数-1)×月賦返還額+月賦最終回返還額=自分が実際に返済する金額
また、スカラネット・パーソナルの詳細情報(奨学金の返済状況にあたる項目)は決まった日付に更新されるので、閲覧した当日の返済状況が表示されているわけではありません。いつ時点の情報なのかはページにきちんと表示されるので、それも確認した上で金額を確認する必要がありそうです。
毎年送られてくるはがきを参考に自分で計算する(Excel表を自作してみました!)
利子の計算を除けばスカラネット・パーソナルで見るのが一番正確なんだけど、毎回ログインするのはめんどくさいし、奨学生番号の入力もめんどくさい。利子の計算が一番面倒くさい。
ではどうするか?ということで、計算してくれるExcelを作ることにしました。
「奨学金返還の振替案内(残額のお知らせ)」(年1回、毎年4月くらいに届くはがき。今年はコロナの影響か5月現在でまだ届いていないので、2019年に届いたものを使って作成しました)を見て必要事項を入力すればリアルタイムで自分の返済残高を確認できるようなExcelを作ってみました。(超文系のわたし、四苦八苦…。)
本当は借入時の書類を探してくれば計算もしやすいんでしょうが、そんなのめんどくさいし(実家の押し入れに眠っている)。
毎年くるはがきだったら手元にあるので、そこから計算できるようなものを考えました。
用意するもの
奨学金返還の振替案内(残額のお知らせ)
奨学金残額計算Excelの内容
ページの最後に今回作ったExcelをおいておきます。
使ってみよう!という方は必ず一度ご自身でも計算したうえで、残額があっていることを確かめてくださいね^^;
あくまで自分用に作っためやすなので…。
以下は、Excelに仕込んだ項目の説明です。
- 現在日付:=TODAY()
現在日付はtodayで確認当日の日付が入るように設定。
もちろん任意の日付に書き換えても大丈夫。
はがきの次回振替日、はがきの残回数、返還残元金+約定利息、振替額、最終振替予定年月日ははがきを見て入力します。(最終振替予定年月日は入力しなくても計算に問題はありません。返済終了時期がわかるほうがいいかなと思って入れています)
- 残回数:=IF(C8=””,””,(C9-(DATEDIF(C8,$C$5,”M”)))-1)
IF…はがきの次回振替日の項目が空白なら残回数が空欄になるようにしています。
=IF(C8=””,””,(C9-(DATEDIF(C8,$C$5,”M”)))-1)
DATEDIF…次回振替日と現在日付を参照して、はがきの次回振替日から現在までの満経過月数(=支払済回数)を算出。
=IF(C8=””,””,(C9-(DATEDIF(C8,$C$5,”M”)))-1)
はがきの残回数から、DETEDIFで算出した支払済回数を引きます。
=IF(C8=””,””,(C9-(DATEDIF(C8,$C$5,”M”)))-1)
はがきの次回振替日の分がカウントされていないので―1で追加。
=IF(C8=””,””,(C9-(DATEDIF(C8,$C$5,”M”)))-1)
これで残回数がでました。
だんだんと減っていくのを見ると、返済の励みになりますよね!
- 残額:=IF(C13=””,””,(C10-((DATEDIF(C8,$C$5,”M”)+1)*C11)))
残回数と同じ要領で必要のない場合は表示しない指示を出し、支払済回数を算出します。
=IF(C13=””,””,(C10-((DATEDIF(C8,$C$5,”M”)+1)*C11)))
はがきの次回振替日分がカウントされていないので、ここでは+1をして支払済カウントに追加、支払済回数×振替額で、はがきが届いてから今日までの支払済額を算出します。
=IF(C13=””,””,(C10-((DATEDIF(C8,$C$5,”M”)+1)*C11)))
- 残額合計:=IF(C13=””,””,(C10-((DATEDIF(C8,$C$5,”M”)+1)*C11)))
返還残元金+約定利息に記載した残高合計から支払済金額を引くと、奨学金の未払い残高を求めることができます。
実際の返済金額を把握することは、今後のライフプランにとってとても重要だと思うんです。
あと、単純に、ゴールのわからないマラソンはきついっていうこと。
お金を貯めて繰り上げ返済をするにしても、地道に通常完済を目指すにしても、どれだけのお金が必要なのか知っていて損をすることはありませんよね。
注意
固定利率で計算しているので、利率が返済途中で変わったりする場合は想定していません。
この記事で解説した式を入れたExcelをおいておきます。(もちろん無料)
返済の励みになれば幸いです。お互い頑張りましょうね!!
Excelのダウンロードはこちらから
まとめ
お金を貯めて、目指せ繰り上げ完済!
※スカラネット・パーソナル、奨学金返済の仕組みについては、2020年5月現在で確認したものについて記載しています。
※奨学金返還の振替案内(残額のお知らせ)は2019年のものを参考にExcelを作成しました。
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